地区社協活動の支援
奈良市では、住民参加による様々な地域活動が取り組まれています。
その中心的役割を担っているのが、各地域ごとに結成されている「地区社会福祉協議会(以下:地区社協という)」です。
地区社協は、住民参加による地域福祉活動を通じて、地域のふれあいを高めるとともに、住民ひとりひとりの福祉課題を地域全体の課題として、その解決に向けた取り組みを行うことにより、誰もが安心して暮らすことができる福祉のまちづくりを、地域住民自らが自主的に実践するために結成されている組織です。
奈良市では、概ね小学校区域を範囲として、現在46地区にそれぞれ地区社協が結成され、様々な地域福祉活動に取り組まれています。
地区社協の構成
地区社協は地域内の福祉関係団体等を中心とした、様々な分野の団体や住民により構成されています。また、地区社協は地域づくりに関心がある人、何かの地域に役に立ちたいと思っている人等、誰でも気軽に参加できます。
- 構成員
- 自治連合会・自治会、地区ボランティアグループ、教育分野機関、関係機関、住民組織、民生委員・児童委員、当事者組織、その他地域づくりに関心のある人 など
活動の財源
地域活動を進めていくためには、財源を確保することが必要です。地区社協では、様々な工夫を凝らしながら、活動費づくりに取り組んでいます。
- 主な財源
- 住民・地域諸団体からの会費、個人や商店等からの賛助金、民間助成金、バザー・イベント等による収益金、その他寄付金等
地区社協の活動内容
地区社協の活動は、それぞれの地域特性により異なりますが、概ね次の5つの目的により、その内容を分類することができます。
- 住民の福祉活動への理解や参加を促進するための活動として
広報紙の発行(地区社協だより等)
福祉講演会や研修会の開催
福祉大会や敬老会の開催
ボランティアスクール等の開催 - 地域の実態や福祉ニーズの把握を図るための活動として
高齢者等の生活状況の調査活動(一人暮らし世帯等)
相談活動
住民座談会の開催 - 住民相互の支え合いを高めるための活動として
友愛訪問及び各種慰問活動(高齢者世帯、障がい者世帯等)
小地域ネットワーク活動(日常的な声かけや見守り活動)
ふれあいサロン活動(高齢者サロンや子育てサロン・障がい児サロン・子ども食堂等)
世代間交流活動
スポーツ、レクリエーション活動 - 住みよい生活環境づくりのための活動として
防犯、防災活動
地域福祉マップの作成
地域内の清掃美化活動
子どもの遊び場づくり - 地区社協の運営及び基盤強化のための活動として
地区福祉活動計画の策定
地区ボランティアグループの組織化
バザー等の収益活動
その他にもいろいろな活動がありますが、地区社協ではそれぞれの地域が工夫を凝らしながら、積極的に地域づくりを進めています。
地域づくりに関心のあるかたや地域活動に生かせる趣味・特技をお持ちのかた等、どなたでも気軽に参加していただくことができます。是非、地区社協とともに地域づくりに取り組んでみませんか。